皆様、こんにちは、hiroueです。オーストラリアの大学院に留学するために、IELTSを勉強し、2019年4月に、overall 7.0を達成しました。
今回は、リスニングについての勉強法を書いていきます!
リーディングの対策はとてもシンプルでしたが、それを上回るシンプルさが、リスニングです。
ざっくりと、全科目通した流れをご覧になられたい方はこちら
やっぱりリスニングでも単語は重要。
単語学習の方法と、重要性については、別ブログにまとめております。
とにかく、iKnow!を毎日30分は欠かさずしてください。
iKnow!は、単語を覚えられるのと同時に、後述するシャドーイング用の短文教材としても優れているのです。
リスニングの肝は、シャドーイング。でもシャドーイングって何?
リスニングの勉強は、実はシャドーイングしかないんです。
ではまず、私の言うシャドーイングが何かと言うと、「耳から聞こえた英文を、ちょっと遅れでそのまま繰り返すこと」です。
スクリプトは見ません。スクリプトを見てしまうと、「読んで」しまうからです。
イメージとしては、以下のような感じです。iKnowより、拝借します。
iKnow! TOEFLリスニング対策:6より抜粋
”Mushrooms taste so good that it’s hard to believe they’re fungi.”
Mushrooms taste so good that it’s hard to believe they’re fungi.(耳から)
Mushrooms taste so good that it’s hard to believe they’re fungi.(口でつぶやく)
このくらいの感覚で、ちょっと遅れで口に出します。シンプルにこれだけです。
でも、最初の方はこれが難しい。
英語というのは、基本的に単語が一つひとつ区切られて発話されるのではなく、ある程度塊になって読むからです。
Mushrooms /taste so good /that it’s hard to believe/ they’re fungi.
区切るとしたらこんな感じですね。
短縮形も使っているし、漫然と聞いているだけだと、塊単位でごちゃっと聞こえて、単語単位に分解して聞き取れません。
そこで、口に出して追いかけることによって、このある程度の塊をほぐして理解する練習になるのです。
シャドーイングは口を使うのでスピーキングの練習かと思いきや、リスニングの練習であるというのは、まさにこういうところです。
いくら単語を覚えても、その単語をきっちり耳から聞き取れるレベルにほぐす訓練をしないとリスニングにおいては意味がないのです。
実際に、テストでどう役に立つのか
で、なぜ「シャドーイング」だけで勉強が成立してしまうかと言うと、少なくとも半分くらいの問題が、このほぐす能力だけで取れてしまうからです。
リスニングのsectionは1〜4まであるのですがsection1とsection4は、聞き取れた単語をそのまま書く問題である可能性が非常に高いです。
そして、シャドーイングが出来て、単語力がついてくると、英語の意味も取れるようになってくるので、その他のsectionにもいい影響が出るのです。
40問のうち、26問正解できれば、6.5が取れますので、単語の聞き取りが8割出来るだけで16問取れます。これでかなり有利に進められます。
シャドーイングをするのにおすすめの教材
意味がわからなくてもいいので、自分のレベルよりも上のものを選びましょう。IELTS本番試験よりも早いものが望ましいです。
私が使ったのは、IELTS対策で最も評判のいいコリンズ社のものです。
Listening for Ielts (Collins English for Exams)
正直、めっちゃ早いですし、難しいです。全然わからなくても落ち込まないでください。私も最初はさっぱりでした。
全部意味を取ったり精読してからやろうとするとめちゃくちゃ大変です。でも、それで大丈夫です!
これを50回くらい繰り返してシャドーイングしたら、IELTS本番が、めちゃくちゃゆっくりに感じられます。
色々な教材に手を出す必要はありません。もちろんスクリプトもついているので、気になる箇所は内容を見ましょう。
シャドーイングのメリットは気軽にできること
よく似た方法で、ディクテーションというものがあります。
これは、シャドーイングの発展形で、聞こえた音をさらに文字にして書いていくというものです。が、これはとてつもない労力です。
机の前に座ってやらないといけません。気合が要ります。
一方、シャドーイングは、再生プレーヤーさえあればどこでも出来ます。
「聞き流す英会話」ではちょっと英語の習得は難しいかもしれませんが、「繰り返す英語」は、効果絶大です。
運動不足になりがちな英語勉強期間です。私は、普段降りる駅の一つ前で降りて、歩いていくさなかにシャドーイングをしてました。
ウォーキング+英語勉強です。超爽快ですよ。歩きながらブツブツ何か喋ってるおじさんは、傍から見ると怖いかもですが。。。
英語の勉強を長続きさせるコツは、いかに「気合を入れて机に向かう時間」を効果的に減らすかにあると思います。
この時間って、仕事が忙しくなったり他に理由が出来ると、途端に削減されてしまいます。日常生活に無理なく組み込むのが肝ですね。
テストが近づいてきたら公式問題集を。
リーディングの場合と同じく、公式問題集は、超大事です。10〜14、もちろんすべてやってください。
ただし、リーディングのように、sectionごとに分割して解く必要はありません。毎回、1試験ずつやりましょう。
これも、何度も使うことになりますので、直接教材には書き込まず、ipadとapple pencilを活用しましょう!
公式問題集で練習するときに気をつけることは主に2つです。
1つ目は、問題の形式になれること。そんなにバラエティ豊かな試験ではありません。電話番号聞いたり、地図見て場所を示したり。あと、先述の単語を埋めたり。
簡単な単語の綴りの誤りは、ものすごく悔しいミスナンバーワンなので、どういったレベル感の単語の問題が出るのかも確認しましょう。大抵はそんなに難しくはありません。
2つ目は、先読みの練習です。人間は、2つのことを一緒にするのがとても苦手です。耳で音声を聞きながら、目で問題文を読むというのは、かなり難易度が高い。たいがいそういう状態になってしまったときの点数は悪いです。
IELTSの場合、ご丁寧に「問題を見る時間」と、「問題を見返す時間」をくれます。その間に、とにかく先まで読み、キーワードにチェックを付けていきましょう。
こうしたテストのテクニック面を練習するために、公式問題を使ってください。
まとめ
リスニングは、シャドーイングをやることに慣れてさえしまえば、一番勉強がしやすいです。
そして、全然勉強時間が取れなかった日も、移動時間でシャドーイングをやっていれば、「シャドーイングだけはやった」と、自分に自信をつけることが出来ます。
私はスペリングがあまり得意ではなかったのと、どうしてもsection3が苦手だったので6.5止まりでしたが、得意科目に出来れば常に7以上も目指せる科目だと思います!
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