IELTS(アイエルツ)のレベル感と、必要な勉強量

ielts 対策

皆様こんにちは、hiroueです。現在オーストラリアの大学院に留学中です。英語試験であるIELTSの7.0を2019年4月にようやく獲得できました。

今回の記事は、これからIELTSを勉強しようと思っている方に向けて書いています。

まずは簡単にIELTS(アイエルツ)の基本情報

リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能を試される英語試験です。

主に英語圏の大学や大学院、その他の学校への入学の際に使われるAcademicと、移民の際に提出する英語力証明としてのGeneralがあります。

私は、Academicしか受験したことがないので、この記事はAcademicに焦点を絞ってお届けします

まずはじめに、IELTSは紙ベースのテストです。

最近コンピューター試験も導入が始まっていて今後紙が継続するかどうかはわかりませんが、現在のところ主流はまだ紙ベースです。

得意不得意があると思いますが、この紙ベースというのは、大学受験をくぐり抜けた日本人にとっては取り組みやすいと思っています
長文に書き込んだり出来るのはいいでよね。

私はTOEFLを受けたことはないのですが、IELTSのほうが日本人は対策しやすいというのを鵜呑みにして頑張りました(笑)

求められる点数と、オーバーオールの計算方法

各科目、全て9点満点、0.5点刻みで採点されます。

通常、大学院の入学には全体で6.5点、各科目で6.0を下回らないことを求められます

イギリスやアメリカ、その他のトップスクールでは、6.5では足りず、全体で7や7.5を求められます。

全体点の出し方はちょっとユニークです。

アウトプットパートが苦手な日本人アプリカントが最も出しやすい合格スコアで見てみましょう。

リスニング6.5
リーディング6.5
ライティング6.0
スピーキング6.0
オーバーオール6.5


これで全体6.5、各科目ミニマム6を満たせるわけです。

オーバーオールの出し方ですが、まず全部を足します。
6.5+6.5+6.0+6.0=25
それを4(科目)で割ります。
25÷4=6.25 
それが繰り上がって6.5になるのです。

小数点以下が.25/.75の場合は繰り上げになります

リスニング6.5
リーディング6.0
ライティング6.0
スピーキング6.0


の場合は、
6.5+6.0+6.0+6.0=24.5となり、4で割ると6.125になりますので、オーバーオールは繰り下げで6になってしまいます。

すべての科目で6を上回るという条件はクリアできているのですが、残念ながら全体点が合格点に届きませんでした
ちなみに上記、もしリーディングが7であれば、無事6.5クリアということになります。

お気づきかもしれませんが、同じオーバーオール6.5の中にも、ギリギリの6.5と、7.0に限りなく近い6.5があるわけです。
ちなみに私は、4で割ったときに6.75で繰り上げで7.0なので、限りなく6.5に近い結果だったと言えます(笑)

他のテストとのスコアの換算は難しいが・・・

レベル感を図るために、他のテストで〇〇点だったら、IELTSは〇〇というふうに簡単にわかるといいのですが、残念ながら簡単な比較は難しいです。

TOEICに換算するのが一番受験者も多いのでわかりやすいと思うのですが、TOEICはスピーキングとライティングを大半の人が受けません。

それでもあえて比べるならば、
TOEIC700点 IELTS 5〜5.5
TOEIC800点 IELTS5.5〜6.0
TOEIC900点 IELTS6.5〜7.0

くらいかなあと思います。

アイエルツ ナビさんが記載している換算表がしっくり来ましたので、興味がある方はこちらを御覧ください。
他のテストとのスコア換算

個別の科目の情報と対策の勉強目安

ちなみに私の一番最初のスコアは、リスニングリーディング5.5、スピーキングライティング5.0、オーバーオール5.5でした。

TOEICは1年以上受けていないかったので正確にはわからないのですが、当時の実力としては多分700ちょっとくらいだと思います。

下記に加えて、単語が超大事なので、単語学習も毎日忘れずにしてください。約20分を毎日。

以下、基本的な情報は日本英語検定協会さんの資料を参考にしています。
PDFはこちら

◎リーディング

全40問
60分
合計3つの長文が出題されます。
13問、13問、14問という感じですね


必ずそうとは言い切れませんが、通常は長文ごとに少しずつ難しくなっていきます。

1つの長文の長さは、だいたい2000文字〜3000文字の間です。

私の場合は、基本的に毎日(出来ない日も多々ありましたが)30分〜40分の勉強を約半年行うことで、5.5→8.0にすることが出来ました。

◎リスニング

全40問
約30分+最後に解答用紙に書き写す時間が10分

4つのセクションに別れています。
セクション1は日常的な会話。セクション2はモノローグ
セクション3は学術的な会話。セクション4は学術的なモノローグです


とにかくシャドーイングが命です。こちらの記事でも書きましたが、移動時間などはほとんどすべてシャドーイングしていました。
机に向かった勉強は試験前以外はしていませんが、だいたい半年間は毎日40分ほどはシャドーイングに当てていました。

◎ライティング

全2題
60分です。
グラフや図表を150文字で説明するTASK1
ある問題に対しての意見や考察をアカデミックに250文字で書くTASK2


配点はTASK2が高め。理想的なのはまずTASK2を40分で書き上げて、その後20分でTASK1を書くことですね。

Writingは、プロの手を早い段階から借りちゃっていいいと思います
週末やお仕事が早く終る日に、まとめてやっちゃいましょう。

毎日やる必要はありませんが、1週間に2回くらい、それぞれ1時間くらいずつ取れるといいですね。

◎スピーキング

約15分弱
ネイティブの面接官と1対1です。

3つのパートに分かれています。
パート1は、あなたの基本的なことです。家族やホームタウン、仕事のこと。料理のこと。
パート2は、お題を与えられますので、2分間のスピーチをします。
パート3は、より高度な内容について、パート1よりも長めに論理的に答えます。

大苦戦しました。IELTSの形式に則って、何度も何度も繰り返し練習をしましょう。
オンライン英会話が圧倒的におすすめです。
毎日25分、欠かさず出来れば必ず力になります。

まずは早めに1度目の受験を!

試験に慣れる、雰囲気を掴む、そして目標を知る。
そのために、まずは早い段階で1度本番のIELTSを受験してください。

2万5000円(オーストラリアは3万円)と、びっくり高額ですが、まず自分の位置を知らないと対策の立てようがありません

そして、あとはタイムリミットに合わせて定期的に受けてください。

一般的に、IELTSのスコアを0.5上げるために3ヶ月かかると言われています
私も5.5から約8ヶ月かけて7.0になったので、確かにそのとおりだなと実感しました。
以下、私が行った対策です。

まとめ

IELTSの基本的な情報や勉強量について書きました。

試験対策はつらいですが、習慣化することで乗り切りましょう!!

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