どうも、hiroueです。
32歳の立派なおじさんですが、オーストラリアのブリスベンの大学院に留学中です。
妻と息子と来ています。
最初の3ヶ月は、オーストラリアでの生活に慣れ、英語にもしっかり馴染み、家族を受け入れる準備をするために、単身で来てホームステイをしていました。
最初は、ルームシェアとかを考えていたのですが、留学エージェントさんから、せっかくだったらオーストラリアの家庭を体験してみれば?と言われ、確かにと思いこっちを選択しました。
結論としては、総合的に考えて大正解だったと思っています。
まずは私の体験をお伝えし、その後ホームステイをする際のメリットやデメリット、英語の伸びについてもご紹介します。
私のホームステイ体験
どんなホームステイだったか
ブリスベンの中でも高級住宅地とされる、Chapel hillというところのお宅にお世話になりました。市街地や大学からは少し離れていて、バスで約50分位というところでしょうか。
70歳前後のお父さんとお母さん2人暮らしのお家です。
絵に描いたような素敵な、きれいなお家でした。
平屋で、広い庭には卓球台やダーツ、それにテーブルも常設されていて、天気のいい日は外でパーティーが出来ました。
周りのお宅は結構プール付きが多かったのですが、こちらにはありませんでした。
ダイニングルームを真ん中にして、その奥は学生用の個室3室。学生用のシャワーとトイレ。バスタブはありましたが、掃除が大変ということで使用は出来ませんでした。
ダイニングルーム手前にはホストファミリーの書斎や寝室。車も所有していたので、買い物に乗せていってもらったり、最後に新居へ引っ越すときにも送っていただいたりしました
ホストファミリーの人柄ですが、とても素敵でした。
お父さんは、厳格ですが、同時にジョークも好きで、いつもいたずらを仕掛けてきます。
料理の達人で、毎日お父さんの料理を食べることが私の楽しみでした。チェス好きです。
私は、このホームステイでチェスを覚え、3ヶ月の間にお父さんと優に30回は対戦しました。
結果は、2勝28敗くらいでした(笑)
お母さんは、とてもおしゃべり好きで、気持ちのいい人でした。いつも学生に親身になってくれます。ボードゲーム好きで、chinese checkersというゲームを覚えました。これ、面白いです。
ホームステイの料金は?
宿泊、朝夕の食事、インターネット、光熱費、全て込みで約300$/weekくらいでした。
1ドル80円とすると、だいたい24000円。一ヶ月で、96000円ほどですね。
私は料理が苦手なので、もし毎日外食をしちゃったらと考えると、そんなに高くないお値段だと思います。
ルームシェアで、自炊もする、という人だともっと安く生活できるとは思います。
ホームステイネットワークというところをエージェントさんに紹介してもらい、申し込みました。
ハウスメイトは中国人とサウジアラビア人
私のときは、サウジアラビアからの27歳の男性と、中国からの18歳の男性でした。めちゃくちゃいい人達で、全く不満もありませんでした。
たまに飲んだり、卓球したりダーツしたりしてました。本当に色々な国から来るそうです。中国、サウジ、韓国、日本、ベネズエラ、その他大勢。
今でも卒業生たちが戻ってきて一緒にパーティーしたりします。
門限などの規則はあるの?
門限は基本的にはありません。
鍵を渡されているので、裏口から入る感じです。
夕食はだいたい8時くらいからで、みんなで揃って食べるのが決まりでした。
遊びに行くときは、事前に夕食をいらない旨を伝えておきます。まあ、このあたりは普通のマナーですよね。その他には、そんなに堅苦しい決まりは無かったように思います。
昔ブリスベンは水不足で困ったらしく、それから水を大事にする機運が高まったようで、シャワーは4分まで、と決まっていました。
ホストファミリーの英語が聞き取れない
正直に申しまして、まじでホストファミリーの英語がわかりませんでした。
なんでこんなにわからないの?ってくらいわからなくて、最初の3日くらい途方にくれていました。
学校の先生の英語はめちゃくちゃわかりやすかったので、手加減なし(してくれてたとは思いますが)の現地の人の英語ってこんなに早くて聞きにくいんだと実感できました。
最初の1ヶ月くらいは、ただただニコニコしてうなずいてる、という時間が多くて、本当に情けなかったです。
2ヶ月目くらいから徐々に会話が成立するようになり、3ヶ月経って出る頃には、不自由はなくなっていました。
ほんとに、慣れですね。でも慣れるための機会がないと慣れれませんので、本当にありがたい時間でした。
ここからは、私の考えるホームステイのメリット・デメリットをお伝えします。
ホームステイのメリット
生きた英語の練習に最適
これは疑いようがありません。
英語を話す人達と一緒に住むんです。
困ったことがあったら英語で伝えないといけません。
語学学校のときは中国人のクラスメートが多数でしたが、彼らはだいたい中国人同士でシェアしていて、英語を話す機会がないと嘆いていました。
ただ、自分から積極的にいかないと、チャンスは激減です。
極論、自室に引きこもってしまうことも出来ます。
現に、そういう学生さんも過去にはいたそうです。
引きこもりたくなる気持ち、めっちゃわかります。私もそんなに社交的ではない方なので、つい楽をしたくなりましたが、せっかくオーストラリアまで来ているんだと割り切って、積極的に会話をするようにしました。
食事の心配がない
これ、結構なメリットでした。
特に私は運が良かったです。
毎日毎日美味しいご飯が自分で用意せずに食べられるなんて、ほんとに幸せです。
一人暮らしだと、どうしても簡単なもので済ましたり、栄養が偏ったり、ついつい外食に頼って出費がかさんだりしますよね。
すばやく地元の情報に触れられる
多くのホームステイを受け入れてきて、かつブリスベンに住んで長いホストですので、遊びに行く場所やケータイ電話、公共機関の乗り方、バス停、その他生活に必要な知識はすべて教えてもらえます。また、オーストラリアの文化などについても聞けたり出来ます。
あと、長い留学生活、現地に住む味方が得られる、というのは何事にも代えがたいです。息子の保育園の緊急連絡先にもなっていただいたりと、まさにオーストラリアのお父さんお母さんです。
ホームステイのデメリット
全ては運任せになりがち
全部のメリットは、運次第でデメリットに変わります。
例えば、ホストファミリーも全員が全員優しくて寛大な心の持ち主とは限りません。
もちろんある程度仲介会社がそのあたりのリスクをヘッジしてくれているとは思うのですが、人と人の相性は、やはり生活してみないとわかりません。
食事に関しても、私はたまたま運良く料理好きのホストファミリーだったので大満足でしたが、友人のところでは、毎日ビザハットだったということも聞きました。
また、家の掃除も全くせず、ゴミ屋敷のようなホストファミリーも存在すると聞きました。
こういうネガティブな面はよく聞きます。
ホームステイを変えることはもちろん可能です。
でも、不安な中で一人で来て、ホームステイを変えるという決断を下し、それを実行に移すまでに、相当の心理的なストレスがあることが予想されます。
「自分で選べない不確定な要素が多い」
これは、ホームステイのデメリットですね。
学校やシティへの距離が遠くなりやすい
ホームステイをするようなご家庭は、敷地が広くて、部屋数が多いお家が多いです。
そういったお家は、シティのど真ん中にはあまりありません。
いわゆる郊外のエリアに多いです。私も大学まではバスを乗り継いで、約50分〜1時間かかっていました。
せっかく留学に来ているのにこのバスの中での往復2時間は長かったです。
リスニングやリーディングの勉強をバスの中で出来たので、結果的には良かったのですが。。。
やっぱり学校に近いほうが、何かと便利ですよね。図書館を使ったり。
なので、これもデメリットです。
結論
運任せの要素は強いですが、私個人としては、ホームステイを選んで本当に良かったです。
妻と息子が日本から来た時も、ホームステイに連れて行って一緒に食事を御馳走になったりしました。
つながりが深く持てて、オーストラリアのお父さんお母さんが出来た感じです。
値段的に高いという方もたまにいますが、経験までも含めると、十分にペイする投資かなと思っています。
まとめ
いかがでしたか。
まさかこの歳になって初めてホームステイを経験するとは思いませんでしたが、とても実りがありました。
ぜひ、機会がありましたら、チャレンジしてみて下さい!
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