30代からの留学を迷っているあなたへ。家族で来ちゃった人より

留学への道

どうも、hiroueです。
ブログのタイトルの通り、私は現在32歳です。オーストラリアの大学院に留学中です。
妻と子もいます。

決してキラキラなキャリアではなく、伝統産業、それに社員数8人という零細企業である家業に8年従事していました

スパッと決めたわけではなく、長いこと行きたい気持ちがありながらも、中々決断できずこの年まで来ました。
仕事で一段落見えたこと、そして私生活での大きな変化から、信頼できる社員の加入などが重なり、もうここしかないというタイミングで踏ん切りをつけました。

不安も大きいですが、30代で夢である留学に来た身として、私自身が考え、自身を納得させている考え方をご紹介します。

30代以降で留学に行くべきか悩んでいる方の参考になれば幸いです。

大事なこと:目的をはっきりさせる

目的や目標がしっかり決まっている人は強いです。たぶん、なんにだって言えますが、留学もそうです。

キャリアップ
キャリアチェンジ
キャリアの掛け合わせ


大きく分けて3つの方向性があると思います。
結論からお伝えしますが、どれも正解だと思っています
ただ、自分がどのパターンを目指したいのかをはっきりさせておくことが重要だと思います。

キャリアアップの場合

新卒で大企業に入ったり、専門性を持ったお仕事をされている方が、さらなる高みを目指して留学をするパターンですね
MBAやロースクールなどがこれにあたるでしょうか。
語学留学により、これまでの職業経験に加えて、英語が出来るようになることで仕事の幅が広がるということもあると思います。
これまでの職歴を生かして、同様の職種で海外での就職を目指すのもこのパターンですね。

卒業後のキャリアが明確に見えていたり、また身近にロールモデルがいるケースも多いと思いますので、モチベーションを保ちやすいと思います。

キャリアチェンジの場合

私の志す領域がソフトウェアエンジニアへのキャリアチェンジです。

日本の場合、30歳を過ぎて新しい領域に未経験でチャレンジするのは、難易度が少し上がります。

35歳や40歳に近くなると、さらに難しくなるようです。
その点、海外では年齢を履歴書に書く必要がないケースが多いです。
また、オーストラリアでは年齢による差別が禁止されていますので、いくつになってもチャレンジが可能です。


いくつになっても学校に入り直して新しいことを学び直す文化がオーストラリアにはあります。
新しい職種に海外でチャレンジする際には、新卒を採用して丁寧に育てるという文化がないので、自分で知識を身につける必要があります。
そのために、大学院や専門学校に留学する必要があります。

また、ビザも大きな問題になります。
国によって異なりますが大学院や専門学校を卒業することで一定期間働けるビザをもらえることもあります。
これを活かし、実務経験を積むことを目標にしましょう。
ちなみにオーストラリアでは2年間の大学院のコースを終了すると、2年間の仕事が出来るビザがもらえます。

キャリアの掛け合わせ

私が目指しているのもこのコースです。
キャリアチェンジをしつつ、今まで自分がやってきた専門性との掛け合わせによる相乗効果の出します。
上のキャリアチェンジの項目と全く同じなのですが、私はエンジニアとしての専門性を身に着け、転職をし、技術者として1人前になれたならば、伝統産業である和紙を商材として、「海外」「インターネット」をかけ合わせて世界中に和紙を販売する会社を作りたいと考えています。

伝統産業の業界には、ITに長けた人材があまり多くはありません。
私が「海外」「IT」に精通した伝統産業従事者になることで、大げさな言い方ですが、和紙業界のIT化と国際化を担えればと思っています。
こうした人材になれれば、変えのききにくいキャリアが実現できると思います


このように、あなたのキャリアを唯一のレアカードにすることも留学により可能になります

あなたの経験が、勉強には有利に

英語を学ぶにしろ、MBAを学ぶにしろ、全く異分野を学ぶにしろ、あなたのこれまでの経験は絶対に無駄にはなりません

基本的に、授業は先生、他の生徒とのインタラクションです。ときにあなたは情報を与える側にも回り、そして与える人にはより多く与えられます。

私自身も、大学付属の語学学校では大学を出たばかりの外国人と一緒に机を並べていましたが、自分の経験を伝えることからはじめ、反対に他国の生徒からもたくさんのことを教えてもらいました。

結局は「危機感」や「自分ごと」が、学ぶモチベーションの源泉

目標をはっきりさせるという項目でも見たとおり、あなたには留学をする確たる目的があります。

そして、自分のお金を使っているという、まさしく「自分ごと」があなたを勉強に駆り立てます。

どうしても、22,3歳で大学を出たばかりでの留学では、授業中にスマホをいじったり、学校の外に出ると遊んでいたりと、楽しい方にいきがちです。
1秒も無駄にするわけにはいかない、失敗できないという危機感は、留学に置いてはとてもプラスに働きます

といのも、海外にただ来ただけ、授業を受動的に受けているだけでは、絶対に英語は伸びないからです。授業だけでは全く不十分です。いかに課外で積極的に英語を使うかがキーです。

若い脳みそには勝てない?

勿論、覚えが悪くなっていってるのはしょうがないと思います。

しかし、そんなに大きな差がたった10歳違いであるのでしょうか。
勝手に自分でそう思い込んでいるケースがほとんどだと思います
先程の項目でもある通り、危機感を持ってしっかり取り組んだらば、見劣りしません。

それに、暗記だけで終わらせる勉強なんてのは多分ほとんどなく、実際には仕事で活かしたり、応用をしたりすることが必要な場合がほとんどですので、一度仕事をしてきたあなたならではの適応力を活かすことが可能なはずです。

一回りも年齢が上だとクラスで浮くかもしれない?

これもまさに考えすぎです。
老け顔の人も童顔の人もいます。
そして、外国人の年齢ってまじでわからないものです。
特にアジア人は若く見えますので、まったくもって気にする必要がありません


英語という言語は、上下関係にフランクです。敬語もありません。
だから、年齢差があり、それを相手が知っていたとしても、コミュニケーションとしては、特に気を使われることもありません

人生100年時代。新たな視野を手に入れるきっかけに

私にとって海外留学は大学生の頃からの憧れでした。
バックパッカーとして世界を巡っていたときにも、英語がもっとできればユニークな人たちの価値観にもっと触れられるのにとか、外国に長期間住んで、日本を客観的に見て、文化の違いを楽しみたいと思っていました。

色々なタイミングが重なったからこそ実現できたのですが、「思いついた今が自分の人生の中で一番若い」という言葉のとおりです。
今32歳ですが、人生100年時代、70歳かそれ以上まで働く必要があることは確定しています。

こうした状況の中、今後は30代でのキャリアチェンジというのは、それほど珍しいことではなくなることは、容易に想像できます。
今のこの投資が、人生の後半に必ず効いてくるはずです。
人口減少が深刻な問題として確実に迫っている中、日本以外の国を知っているというのも大きなメリットになります

家族の許可が得られれば最高です

守るべき家族がいる場合。

これは、本当にご家族の状況次第ですので、私にはどうこう言えません。
配偶者が絶対に駄目というかもしれません、子供は学校を離れたくないかもしれません。
当然です。行きたいのはあなたの意志で、ご家族にとっては青天の霹靂かもしれません。

もし、行ってもいいよと行ってくれれば最高に幸せです。
私はそうでした。妻には感謝してもしきれません。

お金は単身よりも遥かにかかってしまいます。それでも、2人でバイトをしたり、また子供さんへの教育投資を兼ねることにもなりますので、より未来につないでいける留学とも考えられます。

留学したい本人のためだけでなく、家族全体で一歩前に進もうとする機会であると捉えられると、とても前向きですね。

まとめ

私自身、まだ大学院を卒業したり就職が出来たわけではありません。
しかし、来る前に覚悟したこと、こちらで勉強していて感じたこと、総合的に考えて、30代での留学は悪いチョイスではないと言えます。

勿論時間やお金、莫大な投資となります。
しかし、30を過ぎても「まだ留学をしてみたい」と悩めるということは、筋金入りです(笑)
その思いは、いつまでも残り続けると思いますので、ここらでチャレンジしてもいいのでは。

コメント

タイトルとURLをコピーしました